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エクステリア・リフォームコラム

あると安心!雨水タンクを設置するメリット

2021.04.02更新

近年の日本は、大きな地震や台風などによる災害が多発しています。こうした中、災害時に備えて「生活に必要なものは自分たちで用意する」という考え方が広まっているようです。

 

雨水を貯蔵して水道水のように活用する「雨水タンク」も、その一つ。災害時に役立つのはもちろん、普段の生活やエクステリアの水栓代わりに活用できるといった利便性も、人気の理由になっています。

 

そんな雨水タンクの活用法や、設置する際の注意点などを案内します。

 

 

雨水タンクの活用法

 

雨水タンクは、家庭菜園や洗車、エクステリアの掃除などに用いる水としても活用できます。しかも、雨水はタダですから、水道代の節約にも貢献します。

 

生活における具体的な活用シーンをお伝えしましょう。

 

家庭菜園の水やり

 

家庭菜園やガーデニング、植栽などへの水やりに、雨水タンクを活用できます。庭に水栓のない家なら、ホースを引っ張ってきて水やりをするといった苦労から解放されるでしょう。汚れた衣服や園芸用品などを洗う際にも、活用できそうです。

 

また、雨水には塩素が混じっていないため、草花や野菜を育てる水にも適しているといえます。

 

洗車・エクステリアの掃除

 

雨水タンクは、建造物の屋根から流れ落ちる水を集める仕組みになっています。カーポートに設置することも可能ですから、洗車用の水として使うことも可能です。

 

一般的に、家庭で洗車をする際に使用する水の量は、約250リットル必要だといわれます。雨水タンクには300リットルを貯蔵できるタイプもありますから、十分にまかなえるでしょう。

 

また、玄関先に設置すればアプローチや門まわりなどの掃除にも重宝します。

 

トイレや洗濯などの生活用水

 

災害時でなくとも、トイレや洗濯に使う水にも雨水は使えます。

 

トイレは、1回の利用で約5~10リットルの水を使います。家庭で1日に使用する水のうち、約4分の1がトイレで使われるといわれますから、これを雨水で代用できれば大きな節水につながるでしょう。

 

また、洗濯水に雨水タンクを使用する方もいらっしゃいます。雨水タンクはゴミや砂なども濾過するしくみになっていますし、そもそも雨水は蒸留水ですからお風呂の残り湯よりも不純物が少ない水です。そのため、洗濯水に使用しても問題ありません。

 

 

おしゃれなデザインの雨水タンクが人気

 

「雨水タンク」と聞くと、ドラム缶や大きなポリタンクというイメージをされる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、インターネットで調べてみると、おしゃれなデザインの雨水タンクもたくさん販売されています。

 

なかには、グッドデザイン賞を受賞した商品や、スリムで場所をとらない海外ブランド、ワイン樽のような渋いデザインが施された商品など、エクステリアを彩るアイテムとなる雨水タンクも登場しており、人気があるようです。

 

サイズは、80リットルくらいの小さいものから300リットルの大型サイズまであり、設置場所や用途にあわせて選べます。価格は数千円のものから5万円以上のものまで幅広いラインナップがあるようです。

 

 

設置場所はどこがよい?

 

雨水タンクは、屋根に降った雨水が雨どいを伝って、タンクに貯蔵される仕組みが一般的です。このため、設置場所は「雨どいがある」ところが条件の一つになります。雨どいが外にむき出しになっていない住宅では、後付けタイプの雨水タンクを設置できません。

 

設置する際には、タンクのすぐ上の高さで雨どいをパイプノコなどで切断し、雨水タンクにセッティングすることになります。

 

玄関先やカーポートの近く、庭など、よく雨水を活用する場所の近くに設置すると便利でしょう。カーポートにも雨どいがあれば、設置可能です。

 

なお、雨水タンクは満水時には100~300kgの重さになります。ベランダに設置すると重さに耐えられず底抜けや崩壊する可能性もあるため、必ず耐荷重量を確認しましょう。

 

ボウフラなどの虫は繁殖しない?

 

夏場になると蚊が卵を産みつけて「ボウフラが繁殖するのでは?」と心配な方もいらっしゃるかもしれません。

 

雨水タンクは基本的に密閉された容器になっており、蚊などの虫が入りにくい構造です。このため、ボウフラが繁殖する心配はほとんどありません。仮に、雨どいに虫がいて雨水で流されたとしても、タンクの入口には濾過するしくみになっているため、侵入できないしくみになっています。

 

 

雨水タンクを設置に補助金が使える自治体もある

 

雨水タンクは本来、断水時でも生活に必要な水を自給できること、さらに水資源の循環利用を促進するという目的で設置するものです。このため、自治体のなかには雨水タンクの設置にかかった費用の一部に対して、助成金制度を設けているところもあります。

 

一例として、藤沢市では「雨水貯留槽購入費補助金」という制度を用意しています。蛇口など排水装置があるタイプで、容量は100リットル以上600リットル以下などの規定を満たす雨水タンクを設置すると、購入金額の半額(上限1万5,000円)が補助されます(2020年度の場合)。なお、設置工事費については補助対象外です。

 

また、平塚市にも「雨水貯留槽設置補助金」という制度があり、こちらも容量100リットル以上などの規定を満たす雨水タンクに対して、購入金額の半額(上限3万円)が補助されます(2020年度の場合)。

 

なお、平塚市の場合は「浄化槽転用雨水貯留槽施設」という制度もあり、下水道排水設備工事の際に既設の浄化槽を雨水貯留槽施設(集水管、浄化槽本体、固定式ポンプ施設、散水設備及び排水管で構成される雨水タンク)に転用した場合、設置工事費用の2分の1以内で4万円を限度とした補助制度もあります。詳しくは、管轄自治体で確認してみましょう。

 

 

まとめ

 

雨水タンクは浄水ではないため、飲用水に使用することはできません。しかし、日常生活する上で必要な水のうち、雨水でも代用できるものは結構あります。

 

雨水タンクを設置すれば、万一の災害時に役立つことで安心感を得られるのはもちろん、使い方によってはエクステリアを楽しむ設備になり、しかも水道代を節約できるというメリットもあります。設置工事はそれほど難しくないので、検討されてはいかがでしょうか。