子育てしやすい間取りとは?押さえておきたい8つのポイント

子育て真っ最中のご家庭では、「子供と一緒に暮らしやすい家」は住まいづくりの理想なのではないでしょうか。

子育てしやすい住まいづくりを考えるなら、インテリアだけでなく「間取り」も注目したいポイントです。

 

今回は、子育て世代におすすめの、暮らしやすい間取りのアイデアを8つのポイントにフォーカスしてたっぷりとご紹介します。

 

子育てのしやすさと間取りには深い関係が

子育てしやすい住まい、と聞いて思い浮かべるのはどんなことでしょうか。

木の香りに包まれた自然素材の家、子どもがのびのびと遊べる家、家族との距離が近い家…。

さまざまな視点がありますが、そのなかでも特に密接に関わるのが「間取り」です。

 

生活のしやすさに直接関わる間取りは、住宅購入やリノベーションを考える時、真っ先にチェックしたいポイントのひとつなのではないでしょうか。

 

子育てしやすい住まいかどうかは、家族との距離感、家事のしやすさ、安全性などが重要なポイントになります。

今回は、特に小さなお子さんのいるご家庭に人気の間取りや、子育て世代におすすめの住まいのアイデア、そして押さえておきたい8つのポイントをご紹介します。

 

ぜひ、暮らしやすい住まいづくりの参考になさってくださいね。

 

フレキシブルに使えるオープンな間取り

近年、子育て世代に人気を集めているのが、見通しが良く開放的な「オープンな間取り」。LDKを繋げてつくる大空間は、さまざまな使い方ができるのが魅力です。

 

空間を緩やかに仕切りたいならソファや棚を間仕切り代わりしたり、お子さんが思いきり遊べるリビングを目指すなら全ての家具を壁側に設置して広々とした空間をつくったり…。用途や気分に合わせて、フレキシブルに使えるのが特徴です。

親子のコミュニケーションが取りやすくなるのはもちろん、小さなお子さんを見守りながら家事がサクサク進むこともメリット。今人気のオープンな空間は、まさに子育て世代にぴったりの間取りなのです。

 

また、屋内と屋外を緩やかに繋ぐ「ウッドデッキ」も人気の間取り。

リビングからそのまま出られるウッドデッキは、リビングをより広く感じさせたり非日常的な雰囲気を感じさせたりとメリットがたくさんあります。暖かく天気の良い日には、ホームパーティを開いたり、お子さんの遊び場として使ったりと、多目的に使える便利で楽しいスペースです。

食育や植物を大切にする心を育むことができる、小さな家庭菜園やガーデニングを楽しむのも素敵です。

 

樹脂製素材などメンテナンスが楽なウッドデッキ材を採用すれば、庭のように草取りの必要もなく楽に屋外空間を楽しむことができますよ。デザインや素材もさまざまなタイプがあるため、ぜひ理想のウッドデッキを探してみてください。

 

家族で使えるワークスペース

お子さんが成長すると、学習スペースが必要になります。

最近では、子ども部屋ではなく家族が集まるリビングで勉強をするスタイルも人気です。

そこで、子育て世代の住まいにあると嬉しいのが家族で使えるワークスペース。リビングやダイニングの一角に、収納棚やデスクなどを造作してみてはいかがしょうか。

 

持ち帰った仕事をしたり、家事スペースとして使ったり…。

大人が重宝するだけでなく、お子さんが成長すれば宿題をする場所、リビング学習をする場所として活躍してくれそう。

学習机を購入するか迷っているご家庭にもぴったりのアイデアです。

ワークスペースをつくるのに適しているのは、何となく家族の気配を感じられる場所。

リビングのコーナー部分やキッチン横のちょっとしたスペースに間仕切り壁を設ければ、程よいプライベート感で集中できますよ。

 

インテリアになじむワークスペースをつくるなら、デスクや収納の素材をインテリアに合わせると良いでしょう。

お子さんの学用品などが雑然と置かれているとまとまりのないインテリアになってしまうため、ファイルボックスなどを上手に使って仕分けしながら隠す収納を取り入れるのもおすすめです。

 

また、デスク上に置く雑貨の色や素材を統一すれば、すっきりとしたまとまりのあるインテリアに仕上がります。家族で使う場だからこそ、片付けのルールやわかりやすい収納を取り入れて機能的なワークスペースにしたいですね。

 

子供部屋は可動式の間仕切り壁を

兄弟で子供部屋を検討している場合、個室を複数つくるのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

子供ひとりにつき、必要になる目安の広さは6畳程度だと言われています。

 

個室としてつくることが難しい場合や、兄弟でさまざまなものを共有したい場合におすすめなのがオープンな子供部屋。

最近人気の子供部屋のアイデアが、小さなうちはワンルームで、成長したら仕切ることができるタイプです。

 

これは、オープンな部屋に可動式の間仕切り壁や棚を設置して必要に応じて個室をつくれる便利なアイデアです。

気軽に仕切るなら、ロールカーテンを設置する方法もあります。

壁をつくるよりもリーズナブルで程よくプライベート感を保ちつつ、お互いの気配を感じられるのでおすすめです。

ワンルームを将来的に分けて使う場合は、ドアや窓、照明などが部屋数分確保できるように設計しておくことがポイント。

 

ベッド、机、収納棚などを左右対称に設計するアイデアも良いですね。

お子さんが自分の部屋を好きになる、色使いやデザインも取り入れながら、楽しく間取りを考えてみてはいかがでしょうか。

 

家事動線を意識した間取りに

子育て世代のご家庭で、特に意識したいのが、家事動線を意識した間取りです。

家事を効率化して時短できれば、お子さんと過ごす時間がより充実するのではないでしょうか。家事のなかでも特に注目したいのが「料理」「洗濯」の効率化です。

 

間取りの面から家事効率をアップさせるなら、キッチンと洗面所を直結させる間取りがおすすめです。

料理も洗濯もさまざまな工程があり時間のかかる家事。行き来しやすい間取りで、互いの隙間時間を有効に使えると便利ですね。キッチンと洗面所が隣り合っていることで、料理をしながら洗濯をするなど無駄なく家事が同時進行しやすくなるのが魅力です。

 

また、小さなお子さんのいるご家庭には、ランドリールームも人気。洗濯機と室内物干しを備えており、天候に左右されずに洗濯物が干せるのがランドリースペース。花粉や大気汚染物質などが気になる時にも、気軽に室内干しができるので便利です。

夜しか洗濯ができない共働きのご夫婦にもおすすめですよ。

ランドリールームがあることで、リビングなどの生活空間をすっきりと保つことができるのもメリット。来客がある日も、慌てて洗濯物を片づける必要がなく便利ですね。

 

玄関を広めに設計する

玄関は、屋内に置けないものや家族のさまざまな持ち物が溢れてしまいがちな場所。

靴箱だけでは収納が足りないというご家庭も多いようです。

 

そこで人気を集めているのが、人が中に入れるくらい大きなウォークインタイプのシューズクローゼット。

家族分の靴はもちろん、スペースをとるベビーカーやお子さんの外遊び道具、アウトドア用品などもたっぷり収納できます。

冬には、かさばるアウターをフックに掛けておく、マフラーや帽子をハンギングするなど、出かける時に必要なものをひとまとめにできるのもメリットです。

玄関先をすっきりとさせたい、忘れ物を防止したいという方にはおすすめですよ。

 

また、収納だけでなく玄関土間を広くとるケースも増えています。

雨の日にはお子さんの遊び場になったり、自転車置き場にできたりとマルチに使える多目的スペース。

他にも、趣味の道具を置いたりワークスペースをつくったり、玄関土間の使い道は多彩です。

玄関が広ければ、出入りするだけの場所ではない豊かな空間づくりが叶います。

 

「ファミリークローゼット」で家事が効率アップ

子育て世代のご家庭では、収納不足に悩まされることもしばしば。

増え続けるおもちゃや衣類、学用品などの収納対策は、暮らしやすくすっきりとした住まいを保つために必須です。

以前は、それぞれの個室に収納を備えるタイプの住まいが多く見られましたが、最近では家族の衣類や持ち物を集約する「ファミリークローゼット」というアイデアも注目されています。

 

例えば、家族の衣類を一箇所に集めておけば、洗濯から収納までが格段に効率アップ。衣替えも一度に済ませられるため便利です。

クローゼットをつくれない場合は、あまり使われていない和室などをまるごとファミリークローゼットとして使うアイデアも。

ハンガーバーを複数設置するなど、工夫次第で大容量の収納をつくることができます。

 

また、リビングの壁面に大容量の収納があれば、家具を増やさず広々とした空間を確保できます。

本や雑貨、お子さんのおもちゃや絵本、学用品などもすっきりとまとまりますよ。

造作棚を設置すれば、地震時に倒れる心配がないのも嬉しいところ。

中に収めているモノが落下しないよう上部に重たいものを収納しない、落下防止対策をすることは忘れずに。

 

畳コーナーはキッズスペースにも

個室として和室を設ける住まいは減ってきたものの、やはり足を思いきり伸ばしてゆったりと寛げる「畳コーナー」は人気を集めています。

そのなかでも子育て世代におすすめなのが、子どもの目線と合う高さが魅力の「小上がりの畳スペース」です。

お子さんがおもちゃで遊んだりお昼寝したり…柔らかな畳スペースを思いきり使って、楽しく遊ぶことができます。

LDKの一角につくれば、家事をしながらお子さんの様子を見守ることができて便利。ちょっとした客間としても活躍してくれます。

また、小上がりの畳スペースにすれば、畳の下を大容量の収納としても使えるので便利。LDKの収納不足も解消してくれますよ。

 

キッズスペースとしてだけでなく、ちょっとした書斎として、家事スペースとして活躍してくれる小上がりの畳スペース。

段差があるためお子さんが落下しないよう注意が必要です。

心配な場合は、置き畳を取り入れるアイデアもあります。

 

最近では、純和風の色合いだけでなくグレーやブルーなど洋室にもマッチするおしゃれな置き畳が増えています。インテリアに合わせてお好みのものを選んでみてはいかがでしょうか。

 

子育てしやすい住まいのアイデアは他にも

ご紹介したアイデアの他にも、子育てしやすい住まいのアイデアはさまざまあります。

例えば、2階建ての住まいならリビングに階段を設置することで、ライフスタイルが変化して時間が不規則になっても顔を合わせることができるのでコミュニケーションが取りやすくなります。

 

また、洗面所に洗面台をふたつ設ければ朝の忙しい身支度もスムーズに進みます。

 

お子さんが成長するのにともなって、必要になる住まいの機能は変化するもの。

現時点で長い目でみて設計することはもちろんですが、将来必要な場所に必要な機能をプラスできるよう「リフォームやリノベーション」を見据えた住まいづくりも大切なポイントになります。

 

まとめ

子育てのしやすい間取りのアイデア、いかがでしたでしょうか。

 

お子さんがのびのびと過ごせることはもちろんですが、その他にも家族のコミュニケーションの取りやすさ、家事のしやすさも大切なポイントになります。

家事、育児、そして仕事などさまざまなことを同時進行していかなければならない子育て世代。

適材適所に配置された間取りで日々の家事が暮らしの機能が効率よく進めば、家族で過ごす時間が増えてもっと充実した「お家時間」を過ごせるのではないでしょうか。

 

新築やリノベーションの前には、住んでみてから後悔…ということにならないよう、自分たちのライフスタイルや将来の使い方なども良く話し合っておくことも大切です。

あなたもぜひ、8つのアイデアを安全で心地良く過ごせる住まいづくりのヒントにお役立てください。