屋根裏の収納リフォームでデッドスペースを有効活用!

「リフォームで収納スペースを増やしたい」と思われている方も少なくないでしょう。間取りを変更して収納スペースを増やすこともできますが、居住空間が狭くなる可能性もあります。

 

そこで注目したいのが、屋根裏などのデッドスペース。ここを上手に活用することで、収納を増やせるのはもちろん、居住スペースもすっきりして快適に過ごせるようになります。今回は、屋根裏を収納スペースとしてリフォームする際に、知っておきたいポイントをお伝えしましょう。

 

 

手間と費用を抑えられる屋根裏収納リフォーム

 

屋根裏は本来、「物置」として利用されることが多い場所でした。古くからある民家でも、屋根裏を収納スペースとしている家は結構あります。土地に限りがある日本では、昔からデッドスペースを上手に活用してきたのです。

 

とはいえ、現代とは住宅事情もライフスタイルも異なりますから、温度変化や湿気に弱いもの(衣類や書物など)を保存する場所として、屋根裏は適さないとされています。

 

こういった屋根裏の欠点を、現代のリフォーム技術なら改善できます。ひな人形やクリスマスツリーといったイベントアイテムも、スキー板やキャンプ道具などのアウトドアグッズも、リフォームした屋根裏であれば問題なく保存できるでしょう。デッドスペースを有効活用することで、居住スペースに荷物があふれることが少なくなり、すっきりした住空間を実現しやすくなります。

 

最近では、屋根裏に子ども部屋を設けたり、趣味の空間として活用したりと居住スペースにするケースも多いですが、十分な高さがなければ使いづらいですし、リフォーム費用も高くなる傾向があります。収納スペースであれば、高さや広さにあわせて収納するものを決めれば問題なく、簡単な施工でデッドスペースを有効活用できます。

 

 

屋根裏を収納スペースに改築するには

 

一般的な家では、屋根裏は天井板で仕切られているため居住スペースからは見えませんし、入ることも難しいでしょう。屋根裏をリフォームするには、天井板の一部を開けて、はしごや階段を設置するなど、出入り口をつくることから始めます。

 

それから、温度変化や湿気などの問題を解消するため断熱工事や換気設備の設置といった工事も必要です。具体的にどのような作業で工事が進むのか、その流れを紹介します。

 

基本的な工事内容

 

天井の開口や、はしごの設置、屋根裏の内装工事などが、基本的な工事内容です。はしごは、天井のフックを引っ張ると下りてくるユニットだと、普段の生活で邪魔になりません。荷物の上げ下げが楽になるよう、電動ウインチを設置される方もいらっしゃいます。

 

出入り口を設けたら、屋根裏スペースの内装工事です。壁にはクロス、床にフローリングやカーペットを張るなどして、仕上げていきます。壁のクロスは、調湿効果のある材質を採用するとカビの発生を抑えられます。また、床の強度が不足していると底抜けすることもありますから、耐荷重を向上させるためフローリングやボードで補強することもあります。

 

断熱工事

 

内装工事の前に、ぜひ行いたいのが断熱工事です。夏場の屋根の表面温度は70℃以上になるといわれます。その熱は屋根裏にも伝わりますから、断熱工事をしない屋根裏はサウナのような状態になります。もちろん冬は室内よりも寒いですし、結露によってカビが生えやすい環境でもあります。屋根の断熱工事は、非常に重要なのです。

 

断熱工事には、屋根裏側に断熱材を張りつける「天井断熱」と、屋根の表面に断熱塗装を行う「屋根断熱」があります。屋根の状態や屋根裏の広さ、収納するものなどによって工事内容が異なりますから、施工会社と相談して決めましょう。

 

換気設備の設置

 

断熱とともに重要なのが、換気です。当然ですが、屋根裏にはエアコンなどの空調設備がありません。断熱材によって温度は調整できても、湿度が高い状態は残ります。特に衣類を収納する場合は、換気対策が重要なポイントになります。

 

換気扇を設置するか窓を増設するなど、湿気を逃がす方法を検討しましょう。窓の増設リフォームだと費用は割高ですが、採光ができるので照明が不要になるというメリットもあります。

 

その他あると便利な設備

 

屋根裏への上り下りを安全にするため、開口部に手すりを付けると安心でしょう。荷物を上げ下げする際も、はしごを上った先に手すりがあると安心感がアップします。

 

また、必要に応じて照明器具の設置も検討しましょう。手持ちの照明器具や扇風機などの電化製品を屋根裏で使う場合には、コンセントがあると便利です。設置する際は、位置と数も決めておきます。

 

 

屋根裏改築の注意点とは

 

これまで説明した通り、屋根裏は外と同じような環境のため、断熱工事や換気対策により室内環境を改善する必要があります。年に数回程度しか使わない方なら必要ありませんが、頻繁に活用さる方は室温や湿度を適切に調整できる環境づくりにも注力しましょう。

 

また、収納するものによっても工事内容が異なります。とりわけ、衣類を収納するウォークインクローゼットを設置する場合は、湿気対策などのオプション工事が必要になり、リフォーム費用が割高になりますので注意しましょう。

 

屋根裏も固定資産税の対象になることも

 

屋根裏を収納スペースにリフォームすると、家全体の床面積が増えます。それに伴い、固定資産税が増えることもあります。ロフトも同じですが、屋根裏の場合も「天井高が1.4m以下」「屋根裏の床面積がその階の床面積の半分以下」という2つの条件を満たせば、床面積としてカウントされません。

 

ここで注意しなければいけないのが、階段です。自治体によっては、固定階段を設置した空間は屋根裏と認められず、固定資産税の対象になることがあります。また、電気配線、窓の大きさ、換気扇の設置なども細かく規定している自治体もあり、これらの条件によっては固定資産税がアップする可能性がありますから、確認されることをおすすめします。

 

 

まとめ

 

屋根裏を収納スペースとして活用する際は、「何を」「どれくらいの量を」収納するかといった計画を立てることも、大切なポイントです。収納する品や量によって、収納スペースの広さや必要な設備、出入り口は固定階段がよいかといった要素が決まってきます。

 

屋根裏を収納スペースとして活用することにより、居住スペースの改善にもつながりますから、荷物が多くて収納に困っている方は検討されてはいかがでしょうか。