ペットに優しい庭づくり~愛犬のストレスがかからない庭とは

「お庭で愛犬と一緒に遊びたい」と、ペットと楽しめる庭づくりを検討されている方もいらっしゃると思います。ペットも家族の一員ですから、できるだけワンちゃんやネコちゃんなどの個性にあわせて、ストレスのかからないエクステリア計画を立てたいところです。

 

そこで今回は、愛犬に適した庭づくりのポイントをまとめました。庭づくりの注意点や、あると便利な設備なども併せてご紹介します。

 

 

庭で愛犬を遊ばせるときの注意点

 

愛犬を庭で遊ばせるとき特に注意したいのが、敷地外に飛び出さない対策です。道路や近隣住宅に接している庭だと、事故や近所トラブルの原因になることもあります。柵やフェンスを設けるなど、安全対策をしっかり講じましょう。

 

大型犬なら飛び越えられない高さ、小型犬なら隙間などから抜けられないような形状のフェンスといった、犬種の特徴に合わせて選ぶこともポイントです。ちなみに目隠しになるフェンスだと、ワンちゃんに余計なストレスを与えないという効果もあります。

 

また、エクステリア全体のレイアウトも検討したいポイント。たとえば、遊ぶスペースの近くに洗濯干し場があると犬がじゃれて洗濯物を汚す可能性もありますし、花壇や家庭菜園、趣味の道具などがあると、かじったり壊したりすることも考えられます。できるだけスペースを離すか、鉢植えなどは高い場所に設置するなど、遊び場の近くに置かないのが理想です。

 

こうしたトラブルを避ける上で、リビングやキッチンなど、大人の目が届く場所に遊び場を設けると安心でしょう。

 

 

遊び場にあると便利な設備

 

柵やフェンスのほかにも、庭にあると重宝する設備をいくつか紹介しましょう。

 

ポール・リードフック

 

フェンスの外で遊ばせるときは、リードをつなぐためのポールやリードフックがあると便利です。最近のリードフックは、犬種のデザインがされている商品もあり、選ぶ楽しみもできそうです。

 

また、多頭飼いをされている方なら、ちょっと大きめのポール(ドッグステイ)を設けると安心です。

 

水栓・洗い場

 

庭から家に上がるときや、散歩から帰ってきたときには、足などを洗う水栓や洗い場があると重宝します。シャワー付きの水栓だと、お風呂場に連れて行かなくてもきれいに洗い流せ、室内を汚す心配もありません。

 

洗い場はスペースや深さがあると、夏にはプールになって水浴びで楽しめるといった活用法もあります。

 

屋外用のトイレ

 

犬は気に入った場所にマーキングをする習性があります。庭でもトイレの場所を決めておかないと、勝手に用を足してしまい片付けが大変です。また、木製のフェンスにマーキングされると、匂いが染みついたり木が腐って傷んだりすることもあります。

 

庭にも屋外トイレを設置して、しつけをすることで、後で困らないでしょう。トイレ以外の場所に用を足すクセが治らないときは、ブロックを置いて侵入できないようにしたり、クエン酸スプレーや木酢液など匂いの強い液体をかけて近づかないようにしたりと、マーキング対策を行ってください。

 

 

犬にやさしい庭づくりのポイント

 

必要な設備を把握したら、次にエクステリアのレイアウトやデザインを考えていきましょう。遊び場をどのようにデザインするかは犬種や性格などにもよりますが、ここでは床材の選び方や設けたい場所など、庭づくりに関するポイントをいくつか紹介します。

 

床材は足に負担の少ない素材を選ぶ

 

ワンちゃんの遊び場に適した床材は、足に負担の少ない素材を選ぶことです。地面が砂利だと尖った石でケガをすることがありますし、土だと足が汚れて洗うのが大変です。

 

床材で人気があるのが、芝生や人工芝。クッション性があるので歩いても足に負担がかかりにくく、犬種やサイズを問わずどの犬にも適した床材です。夏は高温になりにくく、冬は冷たさを感じにくいのも、芝生や人工芝のメリット。すべったり転んだりしてケガをする心配もありません。

 

人工芝の場合、天然芝のように柔らかい素材のものもあれば、固い素材のものもあります。選ぶときには実際に触れてみて、できるだけ柔らかい材質のものを選ぶと安心です。

 

タイルテラスは滑りにくい素材を選ぶ

 

タイルテラスも、ペットを飼っている方に人気のある床材です。汚れる心配がないことに加え、散歩帰りに洗うときも水切れが良いので清潔に保ちやすいという点が、その理由です。

 

床材をタイルテラスにするときは、すべりにくい素材を選ぶこと。特に、水で濡れた状態だとすべりやすく、思わぬケガをすることもあります。滑り止めのついたタイルもありますので、負担のかかりにくい素材を選びましょう。

 

休憩できるスペースも確保しよう

 

遊び疲れたときに、ゆっくり休めるような休憩スペースも検討したいポイントです。

 

たとえば、夏の暑い日には、日陰ができるように樹木を植えたり、テラス屋根やオーニングといった日除けの場所を設けたりすると、外でゆっくり涼めます。逆に冬の寒い日には、日向ぼっこができるスペースがあると良いでしょう。ウッドデッキは、のんびり日向ぼっこするのに最適な空間です。高さがある場合は、落下防止柵を設置するなど安全対策もお忘れなく。

 

フェンスで囲ってミニドッグラン

 

ある程度の広さがある庭なら、ドッグランを設けることも可能です。ドッグランを設置するときは、安全対策をしっかり施すことが大切です。公共施設などにあるドッグランだと二重扉になって外に飛び出しにくい措置がされていますが、一般家庭ではスペース的にも難しいところ。犬がこじ開けて外に出ないよう、頑丈な扉や鍵のついたフェンスを選びましょう。

 

また、床材にはドッグラン用のウッドチップがあります。砂利やコンクリートよりも足腰に負担をかけず、汚れにくいこともメリットです。

 

 

まとめ

 

愛犬も、ゲージや家のなかに閉じこもっている状態が続くと、ストレスがかかります。若い犬なら、開放的な空間で遊びまわりたい気持ちも大きいでしょう。

 

愛犬が快適に過ごせるエクステリア空間をつくることでストレス発散になりますし、散歩に行かなくても運動不足の解消につながります。愛犬と楽しく過ごせるエクステリアのプランを検討してみてください