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エクステリア・リフォームコラム

リフォームは優先順位が大切-リフォーム箇所を決めるポイントは?

2021.06.18更新

「すべてのリフォーム箇所について見積もりを依頼したら、予算をオーバーしてしまった…」

リフォームを検討されている方から、よく聞かれる悩みの一つです。

 

そんなときは、「リフォームしたい箇所に優先順位をつける」のが有効です。今回は、優先順位を決めるために、具体的に何から始めればよいのか、どのように進めれば良いかといったポイントについて紹介します。

 

 

リフォーム箇所に優先順位をつけるメリット

 

リフォームしたい箇所に優先順位をつけることによって、次のようなメリットが受けられます。

 

予算オーバーを防ぎやすい

 

「システムキッチンにしたい」「間取りを変えたい」「屋根や外壁を改修したい」など、リフォームの要望を挙げればいくらでも出てきますが、予算には限度があります。これらの要望に優先順位をつけ、予算に合わせて順位の高い項目からリフォームをしていくことで、予算オーバーを防ぎやすくなります。

 

また、施工会社と相談する際にも取捨選択がしやすく、工事もスムーズに進められます。

 

本当に必要なリフォーム箇所が把握できる

 

リフォーム箇所には、「早急に修繕が必要なところ」もあれば、「今のままでも不都合はないけどできれば変えたい箇所」もあるでしょう。

 

こうした要望を書き出し、優先順位をつけていく作業をするなかで「いま本当に必要なリフォームは何か」が把握しやすくなります。

 

施工会社からのアドバイスを受けやすい

 

リフォームを行う施工会社は、依頼者の要望と予算とのバランスを知っているプロです。どこをどのようにリフォームすれば、どれだけの費用がかかるといった知識が豊富な人ですから、優先順位を決めて上から相談していけば、予算内でどこまで対応できるかを提案してくれるでしょう。

 

また、将来を見越して「どこからリフォームすれば良いか」といった適切なアドバイスもしてくれる施工会社もあります。優先順位に迷ったら、相談してみても良いでしょう。

 

 

リフォーム箇所の優先順位の決め方

 

リフォーム箇所を決めるには、まず家族で話し合ってリフォームの要望を洗い出し、それに優先順位をつけていくという流れが一般的です。

 

ここで大切なのが、出てきた要望に対して「何を基準に順位を決めるか」です。「緊急度の高さ」「家族の多数決」「後でリフォームしにくい箇所」などの基準を決めておくと、優先順位もスムーズに決めやすくなります。

 

緊急度の高さで決める

 

建物や設備の傷みが激しく早急にリフォームが必要なところや、生活への影響が大きいところに視点を置いて、優先順位を決めていく方法です。

 

たとえば、「設備が故障して生活に支障をきたしている」「雨漏りや腐食など建物にも悪い影響を及ぼす」「高齢者がいる家で段差解消や手すりの設置などのバリアフリー改修が早急に必要」といった項目が、優先順位の上位に挙げられます。

 

不具合のある設備、老朽化している部分についても、家族で話し合うなかでピックアップしていきましょう。

 

家族会議の多数決で決める

 

家族会議で出てきた要望のなかには、複数の人が支持する項目もあると思います。もっとも優先度が高いのは、家族全員が要望している項目です。

 

ただし、キッチンまわりや子ども部屋の改修など、少数派の意見を排除して良いということではありません。先ほどの緊急度の高さとも合わせて、総合的に判断することが大切です。

 

後で工事がしにくいところから決める

 

リフォーム工事後に再び改修すると、工事が大規模になり改修できない、または多額の予算が必要になるという箇所もあります。

 

例えば、水まわりの変更、間仕切りの変更、床暖房の設置などをリフォーム後に行うと、配管や電気工事、補強工事など、大掛かりになることもあります。これらの工事は後回しにするよりも、優先順位を上げた方が、トータルの予算を抑えやすくなります。

 

 

リフォーム費用を抑えるなら「外装→水まわり→内装」の順で

 

リフォームの要望は、どうしても目に見えるところから挙げられがちです。しかし、目に見えないところにも注視しなければ、結果的に大きな工事費用が必要になることもあります。これを防ぐためには、「リフォームの順番」を意識することが大切です。

 

一般的に、リフォームの順番は「外まわり」「水まわり」「内装」の順にするとコストを抑えられるといわれます。

 

外まわりとは、外壁や屋根、基礎など、普段の生活では見落とされがちなところです。建物全体を見て、もっとも傷みやすいところが外まわり。雨や風、紫外線、さらにはシロアリなどの外的要因によって見えない損傷ができている可能性があります。

 

これらの改修を放置して内装からリフォームをすると、雨漏りなどが起きた場合に、また内装のリフォームが必要になるといったことになるかもしれません。まずは外装に問題がないかを確認し、問題があれば優先順位を上げたほうが、結果的に低コストで住まいを長持ちさせることにつながります。

 

水まわりはまとめてリフォームすると費用を抑えやすい

 

キッチンやトイレ、バスルームといった水まわりは、毎日使う場所だけに不具合の出やすい箇所でもあります。そして、その不具合が生活に直結するため、リフォームの優先順位も必然的に上がる項目といえるでしょう。

 

水まわりをリフォームする際は、できるだけまとめて行った方がお得になります。なぜなら、単に設備を交換する工事だけで済まない場合があるからです。

 

築年数の古い家では、これらの水まわりをつなぐ配水管などの更新も必要なケースが多く、交換しないと水の流れが悪くなったり、不純物が混入したりといったトラブルが生じます。このため、水まわりは一カ所だけ依頼するよりも、まとめて依頼した方が費用は安く、工期も短くなりやすいのです。

 

 

まとめ

 

注文住宅を建てるときも、施主の希望する項目に優先順位を決め、予算オーバーを防ぎながら理想の家に近づけていきます。リフォームも注文住宅と同じように、要望に優先順位をつけることで理想の住まいに近づくだけでなく、家を長持ちさせることにもつながるのです。

 

リフォームの要望が多くて困っている方は、ぜひ実践してみてください。